眠っている君の横顔を見つめながら、あふれる思い出が零れ落ちていた。拭っても拭っても、それは止まらなかった。

君が空高く旅立った。まるで解き放たれた鳥のように。

出会った頃の君は純粋で、とてもかわいい男の子だった。

そんな昔がよみがえっては消えを繰り返す。

穏やかな顔で眠る君は、どんな夢を見ているのだろうか。

そこには自分たちの姿はないのかもしれないけれど、今日までの感謝の気持ちを祈ろう。

今までありがとう。

そして、穏やかに眠むれることを祈っている。