お彼岸なのでお赤飯を蒸しました。
これは蒸し赤飯。昔ながらの製法で、せいろを使って作ってみました。実は昨年も蒸し赤飯に挑戦し、初めてであったので、蒸す時間や小豆の茹で加減、蒸すタイミングなどネットで調べた手順で行ったところ、とても硬い赤飯となった苦い思い出が。それらを踏まえて、今年は蒸す時間、小豆の茹で加減、蒸すタイミングを独自のもので行ったところ、とても美味しく蒸しあがったのでした。成功。
せいろも日本製のものを昨年購入していて、これがとても良い香り。どうしても昔ながらのに拘りたかった自分のわがままが、今年は花咲きました。本当は釜戸で火を使いたかったけれど、両親が使っていた釜戸は潔く知人にあげてしまったと、蒸し赤飯を作らなくなった年に言っていて、自分の手には入らなかったので、そこだけは仕方ない。ガスコンロを使いました。また、いつか、釜戸手に入れたい。
年齢が上がるにつれて、ノスタルジックな空間が好きになってきて、その中で、自分が子供のころは日中部屋の照明を点けて過ごすことは少なかったのですが、この照明を点けずに過ごすことが好きだったりします。若干の薄暗さが心地良く感じる。様々な空間でも、若干暗い、若干狭いなど、少しの窮屈さに惹かれる。
そんな空間が癒される。
そんな自分の世界に少しの時間過ごせたことが、とても嬉しかった今日です。