水面に浮かぶ黄金色、異国の人々に覆い尽くされ、時の流れに何を思うだろう。

もうすぐ色とりどりの木々に覆われ美しい衣を纏った金閣寺を目に出来るけれど、美しい季節の到来時には、この敷地に入ることすら難しくなると思い、まだ濃い緑の季節に訪れました。

異国の人々の話す言葉が途切れることなく聞こえ、日本の人まで異国の言葉で話す。個人タクシーの運転手さんも異国の言葉。自分にも話せると楽しいのにと、自分の無能さにがっかりしながら、人の流れに押されて歩く。

異国の人々の言葉の音を耳にしながら、言葉って難しいなと考えてしまう。

心の中を言葉で表すことって難しい。なかなか伝わらない。自国の言葉でさえ、思っている通りに伝わることがどれくらいあるだろうと考えてみる。確かに微妙に違って伝わっていたり、全く違う意味に変わっていたり。

伝わらないって何てもどかしいことなんだろう。

でも、どんな言葉でも、人の気持ちがそこにあるか無いかは何となく伝わってしまうと思うので、どんな時でも、真剣に取り組むことに努力しなくてはと自分に言い聞かせ、異国の人々と共に歩いていました。

共に歩く。

それは大切です。