師走とは、本当にあっと言う間に時間が消え、本日、仕事納めの日を迎えることになりました。

今年1年、弊社をご愛顧くださいましたお取引先の皆さま、そして、こちらのホームページまたはブログをご訪問くださいました皆さま、また、いろいろなことでご協力、ご指導くださいました皆さま、本当にありがとうございました。

今年の年明け早々、今年こそは弊社のホームページをリニューアルするとお約束し、スタートしたのですが、申し訳ありません。お取引先からのご依頼を優先しており、今年は自社のことに取り掛かる時間を作ることが出来ませんでした。嘘つきにはなりたくなかったのですが、結果的に嘘つきになってしまいました。申し訳ございません。これに懲りず、気長にお待ちいただけると嬉しいです。

今年を振り返ると、災害が多い年で多くの悲しいニュースが流れた年でした。新年は、被災された方々が少しでも安らげる環境が整い、そして、これ以上災害で悲しむ方が増えない年であるといいなと思います。
また、自社としては、いろいろな手続きに奔走する1年でした。
その手続きを行う過程や、手続きの最中で、つくづく感じた言葉のコミュニケーションの難しさ。文字に置き換えることで伝わらなくなる。そんなことを何度も経験した年でした。文字は、読み手の心の持ち方で、同じ言葉が様々な感情表現に変化してしまう。音で伝えると、笑う、悲しむ、怒るが伝わるけれど、文字だけでは伝わらない。こうして、ブログと言う形で言葉を発信しているけれど、読んでくださる皆さまに、自分の思う通りには伝わっていない場合もあるのだと思うと、怖いことなのかもしれないと思う時があります。

また、音で伝えても、捉える側の受け取り方で変化してしまう。人には感情があり、その感情で誤った理解をされると、伝わるべきことが伝わらなくなる。人と人のコミュニケーションには、お互いの信頼が無いと、全てが上手く動き出さないのだと、思い知った年でもありました。

そんな疑心暗鬼になりそうな自分に、勇気をもらうことが出来たものがあります。弊社の社員証には、「わたしたちの信じる道」と言う訓示が記されています。それは弊社の社員に社長から向けた10の言葉。

・信じること—自分自身を信じ、仲間を信じることで、未来を切り拓いて行くことが出来る。

・夢中になること—夢中になることで、知らなかった世界を拓くことが出来る。

・楽しむこと—楽しめないことは長続きしない。それなら、どうすれば楽しめるかを考える。

・耳を傾けること—自分の声も、他人の声も、そこには貴重な考えが埋もれていることがある。

・恐れないこと—困難でも立ち向かう勇気を持つことで乗り越えられる。

・時間を大切にすること—時間は永久には存在しない。だからこそ大切に使わなければならない。

・偽らないこと—真実の声は誰の心にも届いて行く。それが原点だと知るものに未来はある。

・思いやること—他人を思いやることが出来ない人に力を貸してくれる人はいない。

・勉強すること—知ることを努力する人は、永遠に終わらない。

・動くこと—何もしないことほど残念なことはない。動くことは未来を変えることになる。

本来なら、訓示を公開することはありません。けれど、わたしたちは時々この訓示を目にすることで、原点を忘れず一歩ずつでも前進出来るよう日々努力していること、そして何より、この訓示をとても誇りに思って仕事に取り組んでいることを、ご訪問くださった皆さまにもお知らせしたかったこともあり、今回、掲載することにしました。

この訓示により、苦しい状況でも抜け出せる心の持ち方が出来、また、難しい状況でも取り組むことを継続する強い心を得ることが出来ました。

わたしたちの仕事は「黒子」。対価をいただき、ご希望の仕事が動く環境を作る仕事。動いて当たり前の仕事なので、評価されることはほどんどないけれど、安心してご依頼いただけることがわたしたちを評価してくださったことになり、それが喜びです。今後も、一生懸命努力してまいります。

新年も、変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願いいたします。