最近、とても思うことがある。

自分の周りにも多くなってきた出来ないことにこだわる人。

出来ないことにはいろいろあるし、出来ない理由もいろいろあるのだけれど、今、この新型コロナの流行に影響を受けているものは、自分たちが想像するよりはるかに多く存在している。

出来ないことが多くなればなるほど、不満に感じたり、窮屈に感じるものだけれど、出来ないからと誰かを責めることが正しいのだろうか。

出来ないなら、出来る範囲で工夫をすることも大切なのだと、子どもたちに教えてあげられる大人でありたいと思う。こんな経験は、人生の中でそれほど遭遇するものではないのだから。

今の自分たちが置かれた環境は、とても不便なのかもしれない。けれど、その不便さを経験することで、便利さを強く実感するのではないかと思う。便利さに慣れてしまった人は、出来ないことにこだわり、前に進むことが出来ないのではないか。

こだわることは悪いことではない。けれど、臨機応変な対応能力は、もしもの時をどう乗り切れるかを考えられる力を育てる。

我慢だと思うから辛くなる。

不便さをどうすれば分かち合え、どう工夫すれば楽しいに変えられるかを、もう一度考えてみたらどうだろう。

チャンスなのだと思う。