観ていないのにテレビを点けていて、番組でネットで検索しても全く何もヒットしてこない企業様を取り上げていた。
ITに関する仕事をしているので、ここに魅力を感じることは自分の仕事を理解できていないと思われるのかもしれないが、なんて魅力的な企業様なのだろうと思ってしまった。今の世の中、ネット上には嘘も真実も溢れる情報。もちろん、それはとても有効なものであるし、そう言う自分もそれらを活用して色々な知識を深めているのだけれど、そんな時代に逆の発想はとても美しく感じた。
自分の年齢が上がり、真実を見分けることにも少し疲れていたり、それらに対する憤りを日々感じながら生きているのだけれど、人は自分の中に生まれる喜怒哀楽の多くの感情と戦っていて、それらを無視することが出来たら何て楽なのだろうと考えることがある。何を誰を信じ、誰かに信じてもらえるようになるためには知られないことも必要なのかもしれない。そんな盲点に気付かされた何気ないことが、非常に素晴らしいことに感じられた。