天に掛ける橋、現世に語り継がれる伝説は遠い時代のお話だけれど、未来へと夢が続く。
京都府宮津市。日本三景のひとつ、天橋立にある籠神社。
綺麗に管理されている神社。残念なことに神門から中の撮影は禁止されていました。
近くにあるので、かなりの頻度で天橋立は訪れているけれど、この神社は初めて。こんな綺麗な神社があるとは思ってもいませんでした。神社にお仕えする方の人数も多く、観光客の方も多く参拝されていました。
この神社の奥宮真名井神社は、豊受大神が鎮座された地と言われていて、そこには「天の真名井の水」が。神様の世界の水を持ち帰ったと伝えられ、多くの方がこの水に力を感じ、訪れる方が多いのだそう。
「力」を授かろう。
何かに助けられる「力」、誰かに助けられる「力」、もちろんそれらも「力」。けれど、今自分に足りないものは、自分の中に眠る小さな「力」を呼び起こす「力」。それはちっぽけな「力」かもしれない。でも、自分を見失わず、自分を信じること。時には思いを曲げることも、時には意に反することもあるかもしれない。それでも、芯にあるものは常に1本の糸を通し、その糸が切れてしまわないよう、歩いていく「力」。
そんな「力」を授かろう。
多くの神伝説があるこの地には、天に掛ける橋が今の時代にも受け継がれ、ずっと多くの方の力であるといいなと感じた。この日も、心地よい風が通抜ける。