モラルって何だろう?

先日も、わが社にとっては酷いモラルの持ち主と話をしていて、とても苦痛に感じたことがある。そんな人を助けてあげたいと微塵も感じない自分もまた、モラルが欠けているのかもしれない。

今の日本には、世界に誇れるモラルを持った大人は少ない。自己主張し過ぎるあまり、他人を傷つけることも多い。顔を見たら言えない言葉を、隠れた場所からは放ってしまう。とてもずるい生き物がいる。自分が一番正しいと思い込んでいる人は多い。でも、本当にそうだろうか。自分の考えていることは、本当に他人が見ても正しい?正しいと思い込んでいることでも、違う人から見れば正しくないことがある。

モラルの基準は怪しい。

そもそも普通って何だろう?

人にはそれぞれの感じる基準が違うから、それを全て満足行くようにすることはとても難しい。誰もに必要なモラル。だけど、基準も違うモラル。どうやってそのモラルを教えていけばいいのか、正解が分からない状態でスタートする様々なことが、正しい基準を決めずに見切り発車してしまうことで、知らない世界のことを見て来たかのように言葉にしてしまうことで、不満や苦痛が生まれてしまうことをもっと知っておかなければならない。

それらを後進に教えることは難しい。けれど、偽りのなり真摯な行動で、自らが率先して行動することで、何かは伝わるのではないかと思う。