たった一つの願い事

梅雨とは思えないくらい、夏らしい暑さのこの日。日中は日差しも強く気温も上昇しているけれど、蒸し暑さが無いので過ごしやすい。

ここ数週間、ほとんど外出していなかったので、とても心地よく感じたこの日。

出迎えてくれたのは見上げるほど大きな鳥居。昔の物は昔らしくが好ましく感じている自分にとって、無機質な材質の大きな鳥居はそれほど魅力を感じず、かえって残念に思っていたけれど、参道を進み、見えてきた境内はとても美しく、歴史を感じさせるもので、先ほどの残念感も払拭されました。

太陽の光と、樹木の陰。陰陽の色彩が美しい。

参拝がとても楽しみになる門。

ここは、兵庫県高砂市にある鹿嶋神社。

願い事を一つだけ叶えてくれると言われている。

一つだけ選ぶとしたら、自分は何を願えばいいのかなと考える。救いたいものが多くある。もちろん自分の力でそんなこと出来るはずもなく、そして、努力せずに救ってもらえるわけもない。それでも、救いたいものがあって、そう思う気持ちはいつかどんな形でも届くのではないかと信じていたい。

大きな芽の輪を八の字に潜ることで、身についていた穢れを除くことが出来ると言われている。自分の穢れを取り除いてもらおうと、自分もくるくる回る。人型の祈祷用紙に名前と年齢を記入し、稲穂料を一緒に納めるようになっていて、多くの方が一生懸命に記入されていた。これほど願わなければならないことがある人が多いのだなぁと思う。

自分もお願いしようと思って、お願いしたい人の名前と年齢を記入し、稲穂料を納めることに。願うことはただ一つ。大きなことでも小さなことでもなく、普通のこと。

帰りの参道には、柏餅が名物なのか、数店柏餅のお店が並ぶ。お店のおばさんが、保存方法や、戻し方などを教えてくれる。少し会話をしながらお餅を待っていて、関西弁ではあるけれど、大阪や京都とは少し違う音に、以前、一緒に仕事をしていた時の先輩を思い出し、そう言えば、こんな話し方だったなと懐かしく感じていた。

そんな懐かしい記憶と、太陽の光を久しぶりに感じることが出来、また気持ち新たに、がんばろうと思った、良い日となりました。

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